シンデレラガールはきみでした。

 

 

シンデレラガールはきみでした。こんなに早く叶うと思っていなくて嬉しくて嬉しくて言葉にするのが、今になってしまいました。

 

 

 

2021年7月3日、MUSICDAY ジャニーズシャッフルメドレー。Snow ManがKing & Princeのシンデレラガールを歌いました。康二くんが、シンデレラガールを歌いました。

 

 

大切な日になりました。「あなた」がどれだけ素敵だったか伝えたいけれど、今夜は「わたし」を貫いていきたい。

 

 

わたしはしがない韓国人です。今でも、紫耀くんが東京へ行ったことを覚えています。なかなか帰ってこないなあ、が帰ってこない、になってしまったときの事です。幻みたいに感じていた。あの、最後のステージにも帰ってこなかった。最後まで3人で並んでいる姿は見れなかったことがすごく悲しかった。いつの間にか、紫耀くんは東京Jrのメンバーになってしまった。そのまま立ち止まることなく頂点まで走りきっていた。そして、紫耀くんはデビューした。もう帰ってこないことが、本当に現実になってしまった。そしてまた康二くんは、春が嫌いになってしまう気がしてこわかった。

 

シンデレラガール発売、たぶん少し前。康二くんは生放送のラジオでシンデレラガールを流してくれた。わたしは、ずっとずっと聴くのがこわくて聴けていなかったのに。康二くんは、「自分の好きな曲ならなんでもいい」と言われて、1番にシンデレラガールを選んでいた。やさしさとあたたかさの塊だと思った。康二くんのこういうところが、好きで。どうしようもなく、つらかった。

 

それから半年経った、まいど!ジャーニィ~300回記念放送。曲がかかって真っ先に走っていく康二くんが、1番にマイクを奪って叫んだ「King & Princeのシンデレラガール」と、「紫耀の声は一発でわかるよ!」と笑顔でカメラに抜かれた。

 

それから、康二くんの歴史は康二くんの手によって瞬く間に姿を変えて、今に至ります。笑って、悩んで、顔を上げて、偶に空すら飛んでみたり、そうして豊かに話し続けたその席には、さよならの名残がぽつりと残されていた。そんなこと考えてしまった、あの夜、遠くのあなたはどんな気持ちだっただろう。どれだけ悔しい思いをしてきただろう、図りきれない気持ちを抱いていてきたんだろう。いつの間にか、ふたりがふたりの話をしなくなったことがどこか心臓の奥深くに入り込んでいて、でも、やっと。康二くんがデビューをして、環境が変わって、やっとお互いの話せるようになった今、本当に本当に、嬉しくて泣いた。泣いてもいいんだと思った。

MYOJOの記念対談で紫耀くんの隣に康二くんが並んだのを見たとき、一日中泣いたこと。同じ誌面に載ったこと。紫耀くんが「(誰よりも)いちばん喜んでる自信ある。」と話してくれたこと。嬉しかったことも、悲しかったことも、たくさんある。日本で暮らすようになってから、毎日が怖くて怖くて仕方なかった時も。そんな日々の光、わたしが乗り越える力は、他の誰でも無いあなたの声だったよ。あなたがわたしの救いで、他のなんでもなく、あなたがわたしの頑張る理由だった。康二くんに着いてきて幸せだったことがたくさん、たくさん、増えた。そして。

 

 

デビューから二度目の夏。

康二くんは、シンデレラガールを歌いました。

紫耀くんのパート。

「キミは シンデレラガール」

 

 

康二くんの声に「頑張れ」「大丈夫よ」なんてひとり呟きながら聴いてたこと。「頑張れ」って無責任な言葉だとわたしは思っている。だから綴り言葉にする時は使いたくは無いのに、ぱっと口に出てしまうあたり馬鹿だなあと自分でも笑ってしまうくらい。ただわたしが意固地なだけで、「頑張れ」は多分1番短い祈りなんだろうなと思う。康二くんがSnowManの康二くんとして、歌ったこと。嬉しかった、楽しかった、全てが宝物です。

 

 

 

最後に。大好きなあなたが、誰かの理想に苦しむのは、わたしはどうしたって嫌だな、と思う。康二くんは康二くんのまま、あなたの世界を好きに素直に、自由に生きていてね。いろんな景色を見せてくれること。ありがとうなんて言葉じゃ足りないから、せめてこの先も、愛のままを返させて下さい。今はまだ、遠くから。

 

物語の主人公はキミ。シンデレラガールは、康二くん。次は、紫耀くんと康二くんが並んで歌う姿が見れますようにと願って。

 

 

 

 

味噌